日本国内でのサプリメントの流通量は、増加の一途をたどっています。
サプリメントを含む健康食品は、今や売り上げが1.5兆円に迫る
巨大な産業にまで成長しており、
様々な人が、サプリメントや健康食品を活用しています。
なかでも50代以上の約3割が健康食品をほぼ毎日利用しているといいます。
サプリメントは、原材料の成分を濃縮したり、
医薬品と同じ成分を配合しているものもあります。
効果を期待して過剰摂取すると、危険性も増しますので注意が必要です。
服用している医薬品との相互作用で思わぬ健康被害が発生することもあります。
例えば青魚に含まれるDHAやEPAなどは血液を固まりにくくし、
サラサラにする作用がありますが、
「ワーファリン」などの抗凝固剤を服用されている方が
これらのサプリメントを併用すると、
出血などの副作用を引き起こす可能性があります。
関連記事:健康食品やサプリメントを使用する場合の危険性について
サプリメントや、健康食品を使っている時に体に問題が起きたら、
迷わずにかかりつけ医の診察を受けてください。
主治医には健康食品やサプリメントを摂っていることを
きちんと伝えることを忘れずにしましょう!
体が必要としている栄養をサプリメントで摂っているからといって、
食事をいい加減にしていると良くありません。
栄養バランスの取れた食事を、1日3回食べましょう。
法律上では、健康食品というものはありません。
普通の食品とは違い、健康への影響を配慮してつくられているもののことを、
便宜上健康食品と呼んでいるだけなんです。
サプリメントはある成分が濃縮されていて、
錠剤やカプセルなど通常の食品とは違う形をして作られた製品です。
飲み物や、スナック菓子でも、健康食品と書かれていることがあります。
健康食品やサプリメントが実際に普通の食品よりも
健康に効果があるかどうかの科学的根拠は十分ではありません。
そのため、サプリメントは
「○○に効く」という露骨な表現が出来ないのです。
逆にいうと、「○○に効く」という事を謳わなければ
確固とした根拠がなくても、食品なので販売できてしまうわけなんです。
健康や美容のために健康食品やサプリメントを使う時には、
「医薬品とは違うんだ」という事をを踏まえる必要がありますね。