最近はサプリメントを利用する人が増えており、
食事で足りない栄養をサプリメントで補填しています。
日常の食事で、レトルトや、インスタントものを使う人が増加しています。
仕事や、日常の用事で予定がいっぱいの人は、
自炊をする時間も十分に確保できませんし、
栄養の偏りを考えることも、結構な手間がかかります。
アメリカやヨーロッパのような、乳脂肪分や肉類の多い食事をする人が増加しています。
食事だけでは不足しがちなビタミンやミネラルを、
サプリメントを使って摂取することは一般的なことになりつつあります。
だからといって誤解してはならない事があります。
サプリメントでビタミンやミネラルを補給しているから、
食事からの栄養摂取はしなくてもいいと思い込んでいる人もいます。
いや、実際相当数おられると思います。
サプリメントは栄養補助食品であり、メインはあくまで食品となります。
まずは食事からの栄養補給を心掛ける事が大切です。
第一に食事、第二にサプリメントと考えて、サプリメントは補助的なものに留めましょう。
サプリメントを使う人が増えた背景には、栄養学の研究が進んで、
栄養素と食物と健康との関係が解明されつつあるためです。
けれども、食べた物が吸収されてどんな物質に変わっているのか、
それが体でどう使用されているかはわからないこともあります。
サプリメントで栄養を補給すれば、完全に食事のかわりになるというものでは、
現在のところはありません。
そのため、食事を一日三回きちんと摂り、栄養を補給することが望ましいのです。
できるだけサプリメントに依存しないようにして、
食事で体に必要な栄養をまず摂取することを重視しましょう。
たんぱく質やビタミンなど、必ず健康のために獲らなくてはならないものは、
不足分をサプリメントで補うようにします。
海外からの評価も高い「日本食」は
バランスの取れた食事として最適です。
食事の見直しとして取り組みやすいのは、
やはり「一汁三菜」の献立ではないでしょうか。
ただし、この「一汁三菜」の考え方も
現代に当てはめたメニューとして実践するのが良いでしょう。
どういう事かと申しますと
元々の「一汁三菜」とは、主菜としは塩鮭や干物などの焼き魚、
味付けの濃い煮魚などが多く、
それに副菜として味の濃いイモ類や根菜類の煮物が少量添えられ、
さらに副々菜として漬物や佃煮、イカの塩辛などの
しょっぱいものがつくというのが、日本の伝統食のの標準的な献立です。
昔は保存食という考え方から塩辛いものや味の濃いものが
標準的な献立として食べられていましたが、
現代に当てはめたメニューとして
主菜は照り焼きやムニエルなどにして、付け合せに香味野菜や大根おろしなどを
添えましょう。
野菜のあんかけなどもいいですよね。
副菜と副々菜は、ほうれん草や小松菜のおひたし又は煮びたし、
切り干し大根の煮物、大豆とひじきの煮物、酢の物など
海藻、野菜、大豆製品などを組み合わせたものにします。
また、味噌汁は話題の「具だくさん」がいいですね。
豚汁やけんちん汁なんか最高ですよね。
こういった食事を摂る事で塩分を摂り過ぎる事もなく
バランス良く必要な栄養素がとれますね。
脂質も少なく、さらにご飯を控えめにすればエネルギー過剰にもなりませんよ。
食事の洋風化が進む昨今ですが、日本の伝統食は献立次第では理想的な食事になります。
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